白は原色にして究極。
まだ焼物に色染まらない頃の自分に訴えかけて来た
華のある美しい物達の世界を忘れる事なく、何時の日か自らの器に華を咲かせたいと念じ、
豊かな白に向かって私の指が、手が、腕が、目が如何なる汗をかき続けられるのかをいつも問いかけています。
料理を盛りつけても、花を活けても、机上にあっても、色で言えば白のように物を拒否せず、
豊かに受け止め生かしてくれる白華の器を作り続けていきたいと想っています。
吉永サダム 経歴
龍谷大学卒業後に佐賀県立有田窯業大学校へ進学。
有田窯大・専門課程卒業後、嘱託非常勤・助手として2年間の勤務。
その後、佐賀県嬉野市「風ン谷 淳窯」野村淳二氏に師事。
2006年初春に伊万里市の自宅工房にて独立。